COLUMN コラム

タイチェンマイ大学 ハイセルベーターET100活用論文発表

2024-11-19

テーマ】局所進行頭頸部がん患者における水素ガス吸入の実現可能性と安全性に関するパイロット研究

※以下概容翻訳

【目的】 水素 (H2) ガスの吸入は、電離放射線によって生成されるフリーラジカルの除去と抗炎症作用により、急性放射線療法の毒性を軽減する可能性があります。
この研究の目的は、局所進行頭頸部癌 (LAHNC) 患者における同時化学放射線療法 (CCRT) 中の H2 ガス
吸入の実現可能性と安全性を調査することです。

【患者と方法】 CCRT と H2 ガスのエアロゾル吸入を組み合わせたパイロット前向き研究を設計しました。各患者は、平日に 33 分割で毎日の強度変調放射線療法 (IMRT) と 6 サイクルの毎週化学療法を受けるようにスケジュールされました。すべての患者は、IMRT の 1~2 時間前に、1 日 1 時間、カニューレまたはマスクを介して H2 ガスを吸入しました。主要評価項目は、H2 吸入の実現可能性でした。 H2ガス吸入を20回以上完了した患者の80%は実行可能と判断されました。副次評価項目は、H2ガス吸入中の安全性プロファイル(H2ガス吸入に関連するバイタルサインおよび症状)とCCRT中の急性毒性でした。

【結果】2023年7月から2023年12月の間にLAHNC患者10人を登録しました。すべての患者は、IMRTと
同じ日に33回のH2ガス吸入を受けました。H2ガス吸入中および終了時のバイタルサインは、すべての患
者で安定していました。10人の患者のうち、33回の吸入中に高血圧または低血圧を呈した人はいませんでした。咳、鼻血、めまい、頭痛、吐き気、嘔吐など、H2ガス吸入に関連する有害事象は報告されませんでした。CCRT の 5 週目に、グレード 3 の白血球減少症が 2 人の患者 (20%) に認められました。
グレード 2 の放射線皮膚炎および咽頭炎が 3 人の患者 (30%) に認められました。

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